第3回アーカイブ

HOME | アーカイブ | 第3回アーカイブ

Archive

過去の記録

第3回 米子漫画茶会

 


 ゲスト:高見 桃子

高見桃子

鳥取県大山町出身の元保育士。現在は米子に住みながら、声優、ナレーター、イベントMC、イラストレーターなどで活動。
中海テレビ「パルディア」のレポーターとして出演中。「ガイナタマガー」声優オーディションで、初のアニメ主役を射止めた。
好きなものはラーメン。趣味はカフェ巡り。

会場の様子

今回のゲストは、弊社の作品『ガイナタマガー』で主役のタローくんの声を演じてくださっている高見桃子さん。さて一体彼女からどんな漫画のお話が聞けるのでしょうか。
 
 第一部、漫画と私
まず高見さんが選んだのは、小学館の学年別学習雑誌『小学四年生』で連載が開始された『ポケットモンスタ―SPECIAL』。ドはまりしたそうで、作画担当の真斗先生の絵がとにかく可愛くて好きだと力説。登場するロケット団が、まさに「悪」といったキャラでそこも良かったそうです。しかし連載途中で真斗先生が体調不良により降板、シナリオ担当の日下秀憲先生とのコンビによるこの作品が好きだったので、かなりショックだったご様子。

 次に紹介されたのは週刊少年ジャンプで連載中の『HUNTER×HUNTER』。まずは単行本4巻での奇術師・ヒソカの顔がヤバいという話から、キメラ=アント編でのポックルの死のシーンが衝撃的でという辺りから内容的にもシリアスすぎて辛くなってきたものの、人の情に目覚めるアントと、逆に荒んでいくゴンというその対比がスゴイとも述懐。ソムリエからのうんちくも入り、最後は富樫先生に連載復活のお願いを叫ぶ! そしてアニメで主人公ゴンの声を担当した、竹内順子さんの声に触発され、小6で声優という仕事に就きたいと思うようになったとの思い出のお話も飛び出します。
最後の漫画は『鋼の錬金術師』。大佐(ロイ・マスタング)の指パッチンがクラスで流行ったそうで、この漫画は「仕事のご縁」を運んできた思い出の漫画でもあるとか。アニメから原作漫画へのパターンで好きになっていったそうで、好きな漫画を宣伝する企画というのがあり、この作品を朗読したのがきっかけで中海テレビの番組『パルディア』のオーディションに声をかけてもらったのが声優への第一歩だったそうです。そして彼女は保育士から「山陰声優部」の一員へとエンタメの道へ。

 第二部 リコメンド漫画
 第2部はおなじみ漫画ソムリエのギャラリーさんのコーナー。
紹介された漫画は「うしおととら」「銀河鉄道999」「ラーメン発見伝」の3作品。
「うしおととら」はアニメにもなっていますが、ずいぶん内容がはしょられているので、ぜひ原作を読んでほしいと力説。
「銀河鉄道999」もアニメが有名ですが、演出がウェットな方向に振られたアニメ版よりはSF漫画として楽しめる印象で、アニメ作品も傑作(映画も)ですが、ぜひ原作漫画を呼んで欲しいとこれまた力説のソムリエ。

会場の様子
 

最後の「ラーメン発見伝」はグルメ漫画でありつつ、ビジネス漫画としての視点が持ち込まれている所がオススメとのこと。加えてバトル(勝負)漫画の要素も。ラーメンの知識も豊富という点でも「パルディア」でレポートなどある高見さんは、ラーンの知識はありがたいと興味津々。そのスピンオフ的続編の「らーめん才遊記」(ドラマ化もされた)も、という話に。仕事に役立つのでは、全部読みたいと高見さんは目を輝かせました。 
 
さて、終了時間も迫ってきて、質疑応答の時間が設けられました。その前に、高見さんが、ハガレンならぬ島本ららら和彦先生の『メガMEGAみーな』を、声優へのきっかけとなった思い出のイベントのようにひとり朗読! さすが本職! これはぜひライブラリで聞いてください。
 質疑応答では、保育士としての仕事が、今の声優の仕事で役立っていること。タマガーのタローを演じるのに難しかったこと。パルディアで描かれる黒板のイラストについて。などの質問に高見さんが答えられました。
 
 終了後は高見さん主演作の『ガイナタマガー』DVD1巻、カレンダーをお買い上げの方にご本人のサインをお入れして無事、イベントは終了しました。
 
しかして次回のゲストはガイナ