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過去の記録

第5回 米子漫画茶会


 ゲスト:森俊之

森俊之

1970年6月生。 鳥取県境港市在住。
高校時代に視聴覚同好会を発足。仲間たちと共に、映像作品やオリジナルヒーローを自主制作。
社会人となってからも、アトラクションサークルHi☆JACを立ち上げ、「三地直装イワシマン」や「獣王武人ガイナマン」などでキャラクターショーや自主制作映像を30年以上に渡り展開。
50代に突入してもなお現役バリバリ活躍中!

会場の様子

 今回のゲストは、アトラクションサークル・HiJAC(ハイ☆ジャック)を率いる「三地直装イワシマン」こと森俊之さん。30年前「ご当地ヒーロー」という言葉のない時代からヒーローを演じ続ける森さんの乗用する「イワシマンカー」は、ベースがトヨタのセラ(特救指令ソルブレインのソルギャロップといえば分かる人もいるかな)」で2年かけてイワシマンカーに「変身」させたそうです。そんな森さんの心に残る「ヒーローマンガ」とはいったいどんな作品なのか?
 
 第一部、漫画と私
漫画との出会いは、まず「読む」より「描く」という感じだったそうで、両親が仕事中に預けられていた祖母さん宅で絵を描いていたそうです。自己満足として漫画を描くという毎日。そんな森さんが中学生の時、友人から勧められたのが、週刊少年ジャンプで連載されていた『ウイングマン』(桂正和)で、小学校低学年で漫画やヒーローマンガを卒業していた森さんがドはまりしたそうです。イワシマンの原点がここに。

ハイ☆ジャック誕生秘話や活動内容を挟みつつ、次に紹介されたのは『炎の転校生』(島本和彦)。いきなり「国電パンチ」を友人に喰らわされたことが切っ掛けなんだとか。そして、中学生のお話から飛んでいきなり『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)w。会社の事務員さんから勧められてドはまり(アニメ)した話。自身がハマった漫画は上記2作品にとどまるという事で、話は思い出話に展開、第1部を終了します。

 第二部 リコメンド漫画
 第2部は漫画ソムリエ・ギャラリーさんがお勧めするヒーローマンガ紹介のコーナーへ。
『スカルマン』(石ノ森章太郎)の紹介から。読み切り長編の本作は『仮面ライダー』(漫画版)のもとになったといわれる作品で、後に島本和彦さんがリメイク漫画を描いたり、実写、アニメ化もされた作品。石ノ森マンガの『サイボーグ009』や『変身忍者嵐』の漫画に出てくる設定なども散見でき、石ノ森ヒーローマンガをギュッと凝縮したような内容になっているとソムリエは解説。
 
 補足『変身忍者嵐』を放送していたBSS(米子市)は、日曜の昼間の放送という事もあってか、よくゴルフなどのスポーツ番組で放送を飛ばして放送されていて、西洋妖怪編はおろか、血車党編のラストでさえ放映せず打ち切ってしまいました。以後再放送された形跡もないので、ソムリエとゲストが知らないのも頷ける(ジャンボーグAもよく飛ばされてましたw)話。ちなみにこちらでは『仮面ライダー』(シリーズ)の裏番組は『快傑ライオン丸』(からのPプロ作品たち)でした。

会場の様子
 

 70年代後半日本の、ハリウッド映画の「日本の作品をパクった節」などのよもやま話などを交え、お次は王道中の王道『僕のヒーローアカデミア』(堀越耕平)。ウイングマンから30年後、ヒーローが職業になるという世界を描いた作品です。ウイングマンファンなら絶対にハマれるとソムリエが力説。それを受けたMC赤井が漫画としてのヒーローの描かれ方と、森さんが歩んできたヒーローの道程がリンクしているのではないかと分析。
 続いてはご当地ヒーローの活躍を描いた『天体戦士サンレッド』(くぼたまこと)。鳥取のご当地ヒーロー「サキューン」(11巻に登場)も紹介され、敵フロシャイムのヴァンプ将軍による簡単クッキング「さっと一品」という料理ページもあるのでお得であるとの紹介。
 以上がソムリエからのオススメマンガでした。
 
 続く質問コーナーでは、今後のイワシマンの活動について質問が飛び、楽しい会話で盛り上がりました。イワシマンショーは7月に開催予定の「第十次米子映画事変」でも行われます。楽しいお話など詳しくはYouTubeでご確認を!